戸籍の附票(こせきのふひょう)とは、その戸籍が編製されてから現在に至るまでの、その戸籍に記載されている人の住所の履歴を記録したものです。
1. 住民票との違い
- 住民票: 現住所(および1つ前の住所)を証明するもの。
- 戸籍の附票: その戸籍に入っている間のすべての住所の移り変わりを一覧で証明するもの。
数回の引越しを繰り返して過去の住所の変遷を証明する必要がある場合(不動産登記や車の名義変更など)、住民票を何通も集める代わりに、この「戸籍の附票」1通で済むことがあります。
2. 記載内容(2025年時点の最新仕様)
法改正により、現在の戸籍の附票には以下の情報が記載されます。
- 住所および住所を定めた年月日
- 氏名、生年月日、男女の別(本人確認書類としての精度向上のため、令和4年より追加)
- 本籍・筆頭者(原則省略されますが、希望すれば記載可能)
3. 取得方法
戸籍の附票は、本籍地の市区町村役場で管理されています。
- 役場窓口・郵送: 本籍地の役場へ直接または郵送で請求できます。
- コンビニ交付: マイナンバーカードがあれば、全国のコンビニで取得可能です。本籍地と現住所が異なる場合でも、事前に利用登録を行うことで取得できる自治体が増えています。
- 広域交付の対象外: 2024年3月から始まった「戸籍の広域交付(本籍地以外での取得)」において、附票は現在のところ対象外となっており、これまで通り本籍地への請求が必要です。
4. 保存期間
かつては戸籍が除籍(全員が死亡や転籍)されてから5年で廃棄されていましたが、令和元年の法改正により、現在は150年間保存されることになっています。ただし、改正より前に保存期間が経過して廃棄済みのものは取得できません。